来年の干支は甲午。馬をテーマにした雅楽が見つからないので、今回の年賀状用画は、白馬節会(あおうまのせちえ)。
白馬節会の由来は、中国の故事にならい、毎年1月7日に天皇が豊楽院(のちに紫宸殿)に出御し、
邪気を祓うとされる白馬を庭にひき出し、群臣らと宴を催した事が始まりと云う。白馬節会が始まった当初、
ほかの馬よりも青みをおびた黒馬(「アオ」と呼ばれる)が行事で使用されていたが、
醍醐天皇のころになると白馬または葦毛の馬が行事に使用されるようになり、
読み方のみそのまま受け継がれたため「白馬(あおうま)」となったとされる。
現在でも、京都:上賀茂神社や大阪:住吉大社などにて、神事として行われている。
アクリル 222x150㎜ 2013/12